営業に向かない人が転職を選ぶべき3つの理由【営業歴25年取締役部長の結論】

2021年1月2日

営業に向かない人は転職を

つい10年くらい前までは、営業はとても良い仕事だったと思います。

根性が付くし、スキルだってそれなりに上がるし、会社でも花形の目立つ仕事だったし。

でも、もうそれは過去の話となりました。わたしは営業歴25年で取締役部長まで勤めましたけど、いま悩みながら営業という仕事にしがみついている若い人がいたら、『早めの撤退』を推奨しますね。

だって、もう営業職は衰退していくからです。時代の波や流れに逆らうことは、賢い選択とは言えません。

結論として、IT企業の別の職種か、せめてIT企業の営業に転職しましょう。

ポイント

とにかくITスキルを身につけてジョブチェンジするか、ITコンサルティングができるようになるか、そのどちらかしか『いまの営業マン』には生き残る手段がないんです。

5年後、10年後、いまの業界で営業としてやっていく自信があれば、それはOKです!でも、本当にそれが可能なのかどうか、詳細な検証は必要だと思います。

IT業界に行けとか、営業から転職しろって、いきなり言われても困る人も多いはず。でも、大丈夫!大事なのは転職を決意することではなく、転職の準備をひそかに始めることです。

実際に転職するかどうかは、じっくり考えれば大丈夫です!それでは、営業に向かない人が転職を選ぶべき3つの理由を解説します。

ぜひ最後まで本記事を読んで、ご自身の今後のキャリアプランの参考にしてくださいね!

営業に向かない人が転職を選ぶべき3つの理由

営業成績が悪いなら転職を

それではさっそく、営業に向かない人が転職を選ぶべき3つの理由について解説していきます。

1.営業マンはAIやネットに駆逐される

1.営業マンはAIやネットに駆逐される

もう、これが一番の根本原因ですね。多くの営業マンはAIやネットに駆逐されます。

営業マン全員が駆逐されるわけではないですよ。AIやネットに勝てる営業マンもいることでしょう。でも、それは少数精鋭です。

営業マンがAIやネットに勝つには、人が考えることしかできないコンサルティング要素を入れることです。

IT企業の営業マンであれば、ITコンサルティングを取り入れることができます。ですが、多くの業界でコンサルティング要素を取り入れるには、相当高度な専門知識を身につけるか、そもそもコンサルティング要素を取り入れることが難しかったりします。

単なる提案営業やルート販売程度の営業しかできない営業マンは、AIやネットに駆逐されます。顧客と企業を結び付けて、商品やサービスをマッチングさせるには、もう営業マンは必要ないのです。

旅行、アパレル、食品、不動産、小売業など、もうネットで購入できない商品はほとんどないです。

AIが自動でマッチングして、ネットでなんでも購入できれば、営業マンなんていらないんです。

2.営業マンは企業にとってコストでしかなくなる

2.営業マンは企業にとってコストでしかなくなる

モノやサービスがAIやネットで売れるようになると、営業マンはコストでしかありません。

AIやネットは24時間365日、休むことなく、文句も言わず稼働することが可能です。

営業マンはせいぜい1日8時間程度(もっと働いている人もいますが、企業は残業させるとリスクを感じるようになっています)。休憩も休日も必要です。疲れたり、年を取ったり、病気になったり、給料が少ないと文句を言ったりします。

営業マンは余計なコストでしかないのです。

だったら、多少の売上が減少してもAIやネットに乗り換えたほうが効率的。むしり利益率が上がって、利益額は増えるかもしれない。

コストを抑えることが企業にとってはどうしても必要であるのに対し、営業マンはコストがかかるし、人をたくさん抱えるのは経営上のリスクなのです。

3.営業を介してモノやサービスを買わなくなる

3.営業を介してモノやサービスを買わなくなる

ある程度、自動でモノやサービスが売れるようになったら、すごく楽ですよね。売る側は、手間が減るし、時間も短縮できます。

買う側にもメリットがあります。自分で良さそうなものを探して、決済までできれば、面倒なやりとりが減らせるし、コロナだし対面で話を聞かずに済むこともメリットです。

つまる、売る側にも買う側にも営業マンを介さないメリットがある。

これ、営業の未来、ヤバいと思いません?

以上の3つの理由を知ったうえで、それでもなお、営業マンとして5年後、10年後も活躍できる自信ありますか?

わたしは営業歴25年で取締役部長も務めて、それなりに営業には自信がありますけど、この先の時代を営業マンとして乗り越えられるか?って聞かれたら即答します。

『無理っw!』

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営業は厳しいのはわかったとして、じゃあどうすりゃいいの?ってところなのですが、それがIT系の別の職種に転職するか、せめてIT企業の営業マンを目指しましょう。いずれにしても、営業マンから卒業することを視野に入れておきましょう。

でも、そんなにすぐに自分の方向性を変えたり、職場を変えたりすることは難しいと思うんです。

人によってはローンや学費の返済があったり、家族や世間体の手前もありますよね?

営業はすぐに転職しろ!とか、もっとスキルの高い営業職として頑張れ!って言われても、そんなのすぐには無理です。

でも、すぐできることがひとつだけあります。

それが、『転職の準備をする』ということです。準備だけなら誰にでも、いまこの瞬間からでもできます!

具体的には、転職サイトへの登録と転職エージェントでの面談です。

実際に転職するわけではないので、誰にも迷惑や心配をかけることはありません。

まずは根本的に自分の可能性を見つめなおしましょう。世の中にはいろんな職種があり、いろんな企業があります。

ココがポイント

いままでの自分の経験を活かせるIT企業というのがあるものなんです。IT企業はいろんな業種をお客にできるので、ITで扱えない分野って無いんですよ。

たとえば、いままでの業界が医療や旅行、食品といったジャンルだったとしたら、そのジャンルをお客にしているIT企業があります。そこでなら、いままでの経験を活かせるんです。

IT企業が求めているのは、必ずしもITスキルではないんです。そのIT企業がお客としているジャンルに特化したノウハウや知識をもった人材が欲しいんです。

そんな企業を転職サイトや転職エージェントで探すことから始めてみましょう。

自分の可能性がグッと広がりますよ。大切なのはいまではなく、5年後、10年後に自分がどうなっているのか、どうあるべきなのか、未来像です。

さっそく転職の『準備』をはじめましょう!

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まとめ 営業に向かない人が転職を選ぶべき3つの理由【営業歴25年取締役部長の結論】

まとめ 営業に向かない人が転職を選ぶべき3つの理由【営業歴25年取締役部長の結論】

本日は営業に向かない人が転職を選ぶべき3つの理由についてお届けしました。

最後にまとめますと、営業に向かない人が転職すべき理由は、

1.営業マンはAIやネットに駆逐される

2.営業マンは企業にとってコストでしかなくなる

3.営業を介してモノやサービスを買わなくなる

ということでした。

ただ、じゃあすぐに営業をやめて転職しろ!って言われても、ほとんどの人は困ると思います。まずどうすれば良いかというと、

まずは転職の『準備』をする、ということが大切です。

準備だけなら、誰にも迷惑も心配もかけません。ローンや学費の返済があったり、家族や世間体からしても転職を即実行できる人は少ないでしょう。

一方で、自分の5年後、10年後を想像してみて、もっと良い職種がないのか、もっと良い企業がないのかと模索することはすぐにできます。

転職サイトへの登録、転職エージェントでの面談を通じて、世の中のいろんなIT系の職種やIT系の営業職を探してみましょう。

いままでの経験や自分の得意を活かせる道がきっと見つかるはずです!

以上、営業に向かない人が転職を選ぶべき3つの理由【営業歴25年取締役部長の結論】でした!

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