営業マンとして活躍し始めて、スキルや経験がついてくると、もっと稼ぎたいとかもっといろんなお客さんに出会いたいとか、もっといろんな商品やサービスを提供したいと考えるものです。
今日は20代の営業マンが転職する時の志望動機の書き方を考えていきます。自分を効果的にアピールし、より良い転職先に転職するためには志望動機が大切です。
でも、どんなに本音がそうであっても、そのままでは志望動機に使えないことが多いです。建前をしっかりと考えて、効果的なアピールができるようにしていきましょう。
目次
未経験で営業に転職する時
未経験で営業に転職する時は、営業としてやっていけるであろう気合と根性をアピールするのが一番わかりやすくて効果があると思います。営業で一番困るのは困難に立ち向かうガッツがないこと。
どんなに難しい局面があっても、それを突破しようとする気持ちが強いほど、未経験でも営業でやっていけるかなと採用担当者に思ってもらえると思います。スポーツや仕事で根性を見せられるような実績があれば、そうした実績をしっかりとアピールしていきましょう。
私は今まで工場で働いてきましたが、元来人と接することが好きです。多くの人と交流する中で自分を成長させたり、相手に喜んでもらえることに好きです。スポーツでも辛い練習にずっと伝えてきた経験がありますので、営業になってからも、どんな失敗も困難も乗り越えて、多くの人に喜びや感動を与えたいと考えています。
同じ業界の違う会社に転職するとき
同じ業界の違う会社に転職したいという時もあるでしょう。その場合はなぜ今の会社ではいけないのか、同じ業界の違う会社に転職して何を達成したいのかを明確に伝える必要があります。
仮に働く環境に問題があったり、人間関係に悩みがあったとしても、それを原因として転職するということではなく、あくまでも前向きな自己実現やより良い商品やサービスの提供をしたいと言う挑戦的で積極的な志望動機にしていきましょう。
私が今までやってきた会社では製品の統合や見直しがあり、提案の幅や価格のラインナップに限界を生じるようになってきました。御社であれば幅広いラインナップやアライアンスの広さからさまざまな提案ができると思い、わたしがやりたいお客さまへのトータルソリューションができるとともに、御社の売り上げに大きく貢献できると考え、御社への転職を強く志望したと思った次第です。
別の業界で営業として転職するとき
自分がいままでいた業界ではできないことを理由にすると良いでしょう。あくまでも逃げとか消極的な理由からの転職ではなく、より積極的で前向きな理由にまとめあげましょう。
わたしの業界では価格競争が激しく、どうしても同じような商品となってしまうため、結局は価格勝負になってしまいます。さまざまな差別化をして提案をしてきましたが、御社であれば自社製品や他社サービスを組みあせたソリューションができると考えました。わたしはより提案の幅を広げたいと考え、業界を飛び越えて御社に入社したいと考えました。
転職回数が多い時の志望動機
志望動機が多いと、すぐに辞めてしまうのではないか?つらいことがあるとすぐに逃げてしまうのではないか?という不安が採用担当者によぎります。これを完全に払しょくする必要があります。積極的なスキルアップと置き換えたうえで、今度こそは最後の転職と考えていることをアピールしましょう。
わたしは自分のスキルアップのために、何度かの転職を繰り返してきました。そこで身につけたスキルは自分でも満足していて、いよいよこれを本格的に生かしたく思っています。御社であれば今までの経験を十分に生かせると思いますし、今度の転職を最後にしっかりと落ち着いて頑張りたいと決意しています。ぜひよろしくお願いします。
年収を大きく上げたいとき
年収を大きく上げるためには、採用する企業にはそれ以上の大きなメリットが期待できないといけません。自分の実力をしっかりとアピールするだけではなく、自分を採用した場合のメリットをしっかりと伝えて、自分の年収以上の成果を出すことをコミットしないいけません。
わたしを採用していただいた暁には、かならず御社の売り上げに貢献して目標以上の成果を達成します。それだけでなく、御社のボトルネックとなっている問題を解消して、現状をブレークスルーして部門の売り上げを1.5倍にしてみせます。わたしのこれまでの経験を生かせば必ず達成できます。ぜひこの年収を認めていただき、わたしの力を発揮できるチャンスをください。絶対にやってみせます。
働きやすさや労働環境を改善したい、年収に不満があるとき
現在の職場や人間関係、年収の不満を転職の理由にしてはいけません。あくまでもそれは本音であり、転職には建前が必要です。この建前をしっかりと考えておかないと、質問で突っ込まれた際に本音がポロリと出てしまいます。自分の中で転職したい目的や実現したい夢をしっかりと明確にして、建前を押し通すようにしていきましょう。
20代の営業マンが転職するときの志望動機 参考例文6選 まとめ
20代の営業マンが転職するときの志望動機の書き方を参考例文を交えながらご紹介してみました。転職には本音と建前が大切だということがなんとなく理解していただけたと思います。
どんなに本音であれこれ思っていたとしても、それをそのまま転職の志望動機には使えないと考えたほうが良いでしょう。本音は本音として置いておいて、そこからいかに前向きで積極的な志望動機を建前としてひねり出すかが大切です。
特に営業マンとして転職するのであれば、ガッツがあって挑戦的な印象が必要です。いかに自分を効果的にアピールするかは、自分を売り込むことです。自分にとって最高のセールスマンは自分しかいません。
20代なら転職で失敗したとしても、何度でもやり直しがききます。頑張ってスキルを身につけて、失敗を恐れずに挑戦することが20代にはもっと重要だと思います。