営業を辞めたいと考える人が増えています。当然なのです。
営業職は下火だからです。
なぜ下火なのかというと、営業職はAIやネットに侵食されているからです。
モノやサービスは、人を介するよりもインターネットをインターネットを通じて提供するほうが効率が良いからです。
AIやネットは疲れることがありません。24時間365日休むことなく稼働できます。文句も言わず、有給休暇も必要ありません。
お客も煩わしい交渉をすることなく、欲しいモノやサービスを納得いくまで検索して購入することができます。
時代が変わったんです。それでも営業を続けますか?
目次
営業をやめたい30代に伝えたい本音

わたしは営業歴25年のベテランです。4社を経験して、たくさんの部下を育ててきました。
一昔前ならば、営業は良い仕事だし、やりがいのある仕事だと本気で思っていたし、成長できるメリットの多い職種であると考えていました。
営業を取りまとめる現場では、いまでもそのようなスタンスで振舞っています。それが仕事だからです。
でも、本音はちょっと違うんですよね。
営業をやめたい人がいるならば、営業はやめてIT系の別の職種に転職することをオススメしたいです。それが本音です。
30代であればなおさらです。これから人生を充実させる世代です。結婚や子育てをする人もいるでしょう。独身であってもお金を貯めて老後に備えたいでしょう。
未来に向かってどんどん邁進する大切な時期が30代です。
先細る未来に進むより、どんどん拡大する未来に向かった方が効率的です。
先細る未来が営業で、どんどん拡大する未来がITの世界です。
営業をやめたい30代は早めに行動した方が良い理由

日本の労働者数は、2016 年平均で6440万人にいるそうです。そのうち営業や販売に携わる人は約880万人もいるそうです。
先ほどもお伝えしましたが、営業職は下火となっています。880万人が縮小していく営業職の椅子を取り合うことになります。
レッドオーシャンです。熾烈な競争に入っています。営業職は生き残りをかけて戦っているというわけです。
あなたはこのレッドオーシャンで生き残る自信がありますか?
営業職はベテランも多いし、優秀な人も多いです。専門領域のスペシャリストやすごい人脈を持っている人も多いです。
一方でIT業界はますます拡大していきます。
プログラマーやデザイナーWEBマーケター、カスタマーサポート、動画編集者などたくさんの職種があって、自分の得意や好きを活かせる企業や領域がたくさんあります。
そんなIT業界で頑張っていくことをオススメします。
30代はまだまだこれから30年は働かないといけません。
レッドオーシャンである営業職であと30年も頑張りますか?
IT業界で明るい未来に向かって頑張りますか?
あなたはどちらでも選ぶことができるんです。
営業をやめたい30代は転職の準備を

30代というと生活を支える立場の人も多いです。
営業職が下火でレッドオーシャンだからって、すぐに転職するなんて現実的ではないでしょう。
いきなりいまの仕事をやめてしまうことをオススメしているわけではありません。
転職には準備が必要です。
まずは【準備】だけを進めましょう。
いまの仕事を続けながら転職活動をしてれいれば、生活費に枯渇することもないし、焦って仕事を探すこともありません。
とりあえず会社をやめて転職活動をするのはダメです。
まずは【準備】だけ。
つまり転職サイトや転職エージェントに登録だけして、どんな会社やどんな職種が自分に合っているのかを研究しましょう。
営業をやめる勇気が持てない30代は?

無理して営業をやめる必要はありません。
営業職がいきなり何もかも無くなってしまうわけではないです。
焦らずに落ち着いて考えれば大丈夫です。
ずっと続けてきた営業職を辞めるなんて勇気がいるに決まっています。
大切な自分の未来ですから、慎重になっていいんです。
ただ、現状維持は衰退でしかありません。ましてや下火の営業職にこの先もずっとしがみつくという選択肢は合理的ではないという認識だけは持っておきましょう。
そのうえで、ゆっくり自分の未来を考えれば大丈夫です。
あと30年以上も働くんですから、長期スパンで自分の今後のキャリアを考えていきましょう。
ただ、転職の準備だけ、つまりIT業界にどんな企業があるのか、どんな職種があるのかくらいは調べておきましょう。
IT系の職種
・プログラマー
・デザイナー
・広告プランナー
・WEBマーケター
・人事、財務
・カスタマーサポート
・アナリスト
・動画編集者
まとめ 営業をやめたい30代に伝えたい本音【なぜ転職するべきなのか?】

というわけで、営業をやめたい30代に伝えたい本音【なぜ転職するべきなのか?】をお伝えしました。
最後にまとめますと、
・営業は下火である。なぜならAIやネットに押されている。
・営業は人がいっぱいいて、この先は余ってしまう。
・IT業界の別の職種に行く方が良い。ITは発展する
・転職の【準備】をまず始める
いますぐに転職をするのは難しい人も、準備だけならできるはずです。
焦らずに落ち着いてこの先の人生を考えていきましょう!
以上、営業をやめたい30代に伝えたい本音【なぜ転職するべきなのか?】でした!