営業職の人に限りませんが、転職を重ねた方がスキルアップになると思います。
一つの会社で同じ仕事を繰り返しているとスキルや経験が固定化していき、自分にとって大きな成長や変化が起こることがあまりありません。
転職をすると自分の環境や扱う商材、客先がガラリと変わることになります。
今までに経験したことのないトラブルやプレゼンテーションスキルが要求されることでしょう。
その中で自分が苦しみ、もがき、悩むことによって、人は今までにないくらいの成長を遂げることができるのです。
時には業種や業界を飛び越えて転職することもあるでしょう。そのように横断的に色々な経験をしていくと視野が広くなっていき、さまざまな経験から商談のストーリーを想定していくことができるようになります。
転職を不安に思う理由は失敗を避けたいと考えるから
転職をすると今までにないことが起きたり、想定できない状況に追い込まれたりする事があると考えてしまうでしょう。
そうした事が不安で転職を踏み切れずにいる人も多いはずです。
ですが、こうしたことは転職をした場合に避けることはできませんし、むしろ転職をした際にこうした想定外のことや追い込まれるようなことがあることで、自分の成長にとってメリットが生まれます。
転職した際のこうした苦労は、覚悟の上で転職をするべきですし、それを乗り越えた時に新しい自分に出会うことができるでしょう。
人は苦しみを経験しないと成長しない
いつもの走り慣れた公園をマイペースでジョギングしていたとします。
毎日同じことをやりつづけるだけでは、体力が落ちることはないでしょうが、タイムが大幅に縮むことはありません。
苦しくてもペースを上げて走ったり、少しずつ距離を伸ばしていくなど、自分で自分を追い込むことによって、ランニングのタイムは徐々に縮まっていくものです。
つまり同じ条件や環境で同じことを繰り返していても、大きな成長にはつながらないということです。
逆に言えば、苦しいことや追い詰められた状況があるからこそ、人は大きく成長するのです。
転職とは自分を苦しいことに、あるいは追い詰められた状況に、あえて進んでいく行為なのです。
それも覚悟せずに転職を望んだとしても、転職先で待っているのはミスマッチという名の失敗です。
そもそも転職とは自分を成長させるための修行であると割り切るべきであって、その覚悟は薄かったり、中途半端だったりした時に、転職が失敗したと感じてしまうわけです。
どんなに苦しくても、どんなに辛いことがあっても、それが自分の成長につながるということが分かっていれば、転職が怖くなることはありません。
まして転職が失敗に終わることもありません。
どんな過酷な状況であったとしても、どんなに新しい職場でうまくいかなかったとしても、自分の成長というものを理解していれば、積極的な行動が無駄になるということがないのです。
思っていたのと違う、前の職場の方が良かった、そんな風に転職後に考えてしまうとすれば、それは単なる想定が甘いか、自分の覚悟の薄さでしかありません。
そもそも転職をして楽になれたり、人生が楽しくなるようなことを期待するものではありません。
転職の本質を考えればわかること
もしあなたが採用担当だったとして、新たな戦力を採用したいと考えているのに、入社を希望する者の本音が、楽をしたいとか、人生を楽しく過ごしたいとしか考えていないとしたら、どのように感じるでしょうか。
転職をすることで良いことしか期待しておらず、失敗を避けたいと考えている人を、あなたは採用したいと思えるでしょうか。
失敗や苦労を乗り越えてでも仕事を完遂させて、自己成長を実現したい。
そのためにはどんな努力も惜しまない。
そのような気概に溢れる人が面接に来たとしたらどうでしょう。
あなたはきっとその人の事をもっとよく知りたいと思うはずです。
営業は転職を重ねた方がスキルアップになる まとめ
営業は転職を重ねた方がスキルアップになります。これはさまざまな経験や苦い思いをすることによって、はじめて自分が成長するからです。
自分が成長することによって、新しい世界が見えてくるし、もっと視野が広がり、より深い戦略が考えられるようになります。
そのためにも転職が最適なのです。
年収を上げたい、待遇を改善したい、やりがいが欲しい。そう言った自己満足な転職理由は後回しにしておきましょう。
泥水をすすってでも、血の汗を流してでも、苦労を買って出て自己成長をしたい。若いうちならなおさらこのように考えてみてはいかがでしょうか。
きっとどんな職場であってもあなたは転職に成功することでしょう。