日々、営業活動を頑張っていて、もっと結果を出したいという方、
頑張ってはいるけど、なかなか思うような結果が出せない方、
そんな方に向けて今日はテーマを考えてみました。
営業を極めたい!コツをつかみたい!明日からすぐに変わりたい!
そんな方に向けて
営業歴20年以上の私が考える営業を極めるためのコツを5つご紹介します。
営業活動を前向きに、そして未来志向で進めていくためには
自分の中で考え方をしっかりと定めておくことが大切です。
本質的に大切なものが見えていないとか
あまりわかっていないようでは
常に考えがふわふわしてしまい、
どっしりと構えて努力し続けることができません。
営業とはこういうものなのだ!と自分の中で定めておくことで
あとはしっかりと努力に向けて気合を集中できます。
今日はそんなお話となります。
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目次
1.自分の中の大義名分を定めよう
あなたの中で営業に後ろ向きな気持ちがありませんか?
あるいは100%前向きな気持ちで日々取り組めていますか?
迷いや悩み、とまどいが何かありませんか?
営業とはお客にメリットを与えて、対価を得ることが仕事です。
だましたり、あざむいたり、誠意のかけらもない商品やサービスを
あなたは取り扱っているのですか?
そうでもないということであれば
それをあなたがお客に提供することについて
自分の中でしっかりと大義名分を定めましょう。
これは会社でいえば企業理念だったり
学校であれば教育理念であり、
国家であれば憲法のようなものです。
つまりなぜそれがあるのかを
そもそものところで定義するものです。
企業理念や教育理念、憲法は
基本的にコロコロと変わることはありません。
それが背骨のようなものであり
もっとも根幹にある揺らぎないものだからです。
自分の中に大義名分を定めるということは
自分の中に理念や憲法のような
揺らぎない決意を定めることです。
たとえば、
『私は住宅販売において、お客の夢と未来を実現し
この先もずっとゆるぎない安全と安心を
お客に提供していくために、この仕事をしていく』
『わたしが車の販売をする理由は、
お客の○○がしたいを実現してもらうため。
それはワクワクするような週末の遊びから
日々の買い物に至るまで、車を通じてお客の夢や感動を具体化していく。
そのきっかけを作るためには私はこの仕事をしていく。』
『わたしがシステム営業をするには
お客の悩みや課題を深堀して解決するだけでなく
業務を根底から見直すことによって
導入コスト以上の費用対効果を実現するためである。』
など、自分として揺らぎない信念や理想のようなものを
しっかりと定義してみましょう。
どうですか?昨日までの自分とだいぶ違いませんか?
なにか心の中で燃えるようなものができませんか?
2.お客のメリットを整理しよう
あなたが商品やサービスをお客に提供することで
お客にはどんなメリットがあるでしょうか?
10個すぐに言えますか?
では30個すぐに言えますか?
100個ならどうですか?
言えないとするならば、いますぐに整理してみましょう。
あなたやあなたの会社がその商品やサービスを売りたい理由は
お客にとってはまったく関心のない、どうでも良い赤の他人の都合です。
お客にとって関心があることは『お客自身にとってそれがどんなメリットがあるのか?』、
ただ、それだけでしかありません。
ですが、これをしっかり理解できていますか?
この点を自分の中でしっかりと整理しましょう。
あくまでも自分の都合ではなく、
お客の都合から考えないといけませんよ。
お客のメリットをたくさん考えてみる。
それがたくさん思いつけば思いつくほど
あなたはお客ために仕事ができるようになります。
お客にはあなたの提案を断る理由がなくなっていきます。
お客はあなたの話に関心を持つようになります。
結果的にあなたの成績が上向いていきます。
大切なのは自分ではありません。お客です。お客のメリットです。
3.自分ならどう売り込まれたらほしくなるのか考える
自分なら自分の扱っている商品やサービスをどう売り込まれたらほしくなるでしょうか?そんなことあまり考えたことがないというのであれば、自分の仕事に対する考え方を大きく改める必要があります。
きっとあなたはまじめで頑張り屋で誠実な営業マンでしょう。気に入ってもらえたお客からは信頼され、顔なじみのお客からのオーダーに恵まれているかもしれません。
ですが、あなたはあくまでも営業マン。優しい好青年というだけでは営業マンは務まりません。しっかり売れるプロセスや売れる理論的で合理的な考え方を身に着ける必要があります。
1つでも多く、1円でも高く買ってもらう必要があるのです。
では、あなたが扱っている商品やサービスをどう売り込まれたらあなたは買いますか?このクールな質問に明確に答えられなければいけません。
もし自分がお客ならこのように売り込まれたり、提案されたり、プランを提示されたら『ぐらっと来てしまう』。そんなことを真剣に考えてみましょう。それが思いつかなくて、どうしてお客を納得させることができるでしょうか。
必死に何度でも納得できるまで考えてみましょう!
4.お客のためが自分のためにもなっているか?
良い営業マンとはどんな営業マンでしょうか?お客のためになんでも親身になってあげられる、そんな営業マンが良い営業マンでしょうか。たしかにお客のために親身になることは大切です。
ですが、親身になることとお客にとって都合が良いことはまったく違います。
ここを思い違いしている人が意外と多く見受けられます。
お客の要望ばかりが先行してしまい、自分のためになっていないケースです。
いついつまでに持ってきてほしいとか、業務時間外でも電話対応するとか、予定にないおまけをつけるとか。そういう要望を聞いていると、いつしかそれが当たり前になりありがたみが薄れてきます。本来の価値提供ではないため、続けるのもやめるのも難しくなります。
お客のためが自分のためになっていないと、こういうことになりかねません。お客のために親身になることは良いことです。
ですが、決してお客にとって都合の良い営業マンになってはいけません。
5.共存共栄に向かっているかを常に考える
お客と営業マンは常にWIN-WINでなければいけません。これはとても重要なことです。
お客が優位ばかりでは取引が継続することができなくなります。また営業マンが得ばかりしているとすれば商取引として問題であるばかりか、お客を最終的に失うことになります。結局は自分が損するのです。
だから常にWIN-WINを意識して、共存共栄であるかがとても大切なのです。商談である以上、どちらかに一方的に軍配が上がり続けたり、どちらかに偏りが強いことがあってはいけないのです。
お客と営業マンは共存共栄の関係でなければいけません。そのバランスを常に意識して取引を永続的に繰り返していくことがWIN-WINの関係なのです。
営業を極めるための5つのコツ まとめ
営業を極めるためには小手先のテクニックではなく、根本的な考え方やそもそものあり方から見直す必要があるということです。誰だってできるような小手先のテクニックで営業を極められるなら誰でもスーパー営業マンになれることになります。
営業の本質や真理を理解することが大切なのです。
営業としてどうあるべきか、根本理念を自分の中でしっかり作っておきましょう。そして、常にお客のことを考えつつ、お客との共存共栄を意識して、しっかりと売り込みができるように日々の営業活動を頑張っていきましょう!