どんな業種の営業であっても最低限のITスキルは身につけておきたい。IT業界であるか否かは関係なく、今回紹介する3つのITスキルはぜひ身につけておこう。なぜなら仕事の効率が劇的に変わり、時間の使い方、頭の使い方、仕事の疲れ方が変わってくる。
同じ作業を1分でやるのか、50秒でやるのかは大違いだ。この10秒の差を『大した事がない』といって切り詰めないのか、『大変な違いである』として努力するのか、この先の飛躍がずいぶんと変わってくるだろう。
仮にこの10秒の短縮が1日のうち30回あったとしよう。つまり1日で300秒の短縮、5分だ。でも週5日、年間250日働いたとしよう。5分×250日=およそ20時間となる。約1日の時間が生まれる。休みが1日増えたのと同じだ。
たった1日と思ってはいけない。時間は買うことができない。自分で作るしかない。24時間はみんな同じ。その使い方で個人の経験やスキルが変わっていく。何をするかも大事だが、どのように時間を過ごすか、これはとても大切なことだ。
ITスキルは仕事の効率を大きく変える、時間の使い方も変わる、疲れ方も違ってくる。ライバルに差がつく、自分のスキルが変わってくる。ぜひ身に着けてほしい。
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ブラインドタッチ
あなたはブラインドタッチができるだろうか?ちらちら手元を見ていてはいけない。ブラインドタッチは打つキーは決まっている。できれば完璧なブラインドタッチを身につけたいが90%程度でも良い。淡々と日本語を打つだけなら、手元を見ないで打てるようになろう。
これで時間は大幅に削減できる。文字を打つという作業は地味に時間がかかる。キーパンチのミスは打ち直しが発生する。同じ文字量を打つのにまったく時間が変わるのだ。
特に大切なのは自己流のキーパンチをしないこと。あなたは2本指や3本指だけでキーを打っていないだろうか?自分はこれでそこそこ早いんだ、なんて思ってはいけない。もうそれが早さの限界だ。5本指には絶対勝てない。絶対に勝てない。
自分で限界の低くさを作ってはいけない。かならず正しい5本指の使い方を覚えよう。
ショートカットキー
ショートカットキーをどのくらい知っているだろうか?代表的なショートカットキーを紹介するので、ぜひ覚えておいてほしい。知っているが使ってないというのは論外だ。時間や作業の効率が劇的に変わる。マストだ、絶対に使えるようになってほしい。
まずは絶対使いこなせるようになろう!
Ctrl + A:すべて選択
Ctrl + C:選択したデータをコピー
Ctrl + X:選択したデータを切り取る
Ctrl + V:コピーしたり切り取ったデータを貼り付ける
Ctrl + S:上書き保存
まずは上記の5つを使いこなそう。知っているけどあまり使っていないという人も多い。知っていても使っていなければ意味がない。ぜひマスターしよう。操作が劇的に早くなる。Ctrl + Sをちょこちょこ使えるようになれば、保存し忘れたなんてことがなくなる。
便利なショートカットキーをマスターしよう1
Ctrl + F:検索をする
Ctrl + H:置換をする
Ctrl + P:印刷をする
Ctrl + Y:直前の操作を再実行する
F6:入力文字をひらがなに変換
F7:入力文字をカタカナに変換
F8:入力文字を半角カタカナに変換
F9:入力文字を全角英数字に変換
F10:入力文字を半角英数に変換
上記はぜひ使いこなしてほしい。Ctrlは左手の小指で他のキーを左手の人差し指で押せるようになると早くなる。数秒の差を甘く見ないで欲しい。その積み重ねが圧倒的な差になっていく。
エクセルの基礎知識
エクセルは業務ソフトの中でも最高のソフトの一つだ。エクセルを単なる表計算ソフトと思ってはいけない。ほぼあらゆる業務をエクセルでできるくらい素晴らしいソフトだ。
エクセルの基礎知識はぜひ身に着けてほしい。エクセルだけでなく、パソコン操作全般や業務改善の知識も身につくだろう。
こんなのエクセルを使えばすぐにできるじゃん、みたいな業務など世の中はごろごろと転がっている。エクセルを使いこなせれば、一瞬で終わる作業も多い。それを知っているかどうかで圧倒的な差ができるのだ。
自分の仕事の速さを人と比べて速い方だと思ってはいけない。もっと速い方法が絶対にある。自分が早いと思ってやっている作業も、実は一瞬で終わる方法があるかもしれない。その発想を捨てないことだ。エクセルを誰よりも使いこなせるようになって欲しい。
営業が身につけておきたい3つのITスキル まとめ
いかがでしたか?営業が身に着けておきたい3つのITスキルはぜひこの際に覚えておこう。知っていると思って活用できないのではダメだ。知っているかどうかではなく、使いこなせているかどうかが大切だ。
自分の時間は自分次第で作れる。自分の時間を浪費するかどうかは自分次第だ。削減できた時間で新しいことが出来たり、プライベートな時間を作れたり、休憩することができる。
時間と作業の効率が上がることによる大きな差に一刻も早く気づいて、営業としてのスキルや経験をたくさん身につけよう!