仕事の内容があっていない、職場の環境があっていないという理由で転職を決意する方も多いです。
今の仕事で成果が出ないからといって転職を決意することは間違いであると私は思います。
なぜなら転職することの目的が現状の問題を解決するものではないからです。現状で成果を出せない人が、転職をしたからといって成果が出せるとは思えません。
転職を決意したことは大いに結構ですが、これだでは転職後に苦労することが予想されます。今の仕事だから成果が出せないのか、成果が出せない理由は他にあるのか、そこは冷静に一度おさらいした方が良いと思います。
実力がないのに転職としても成果は出せない

成果を出す実力がないのに転職をしても、転職先では成果を出すことができません。そもそも転職というものは、自分が身につけたスキルや経験を踏み台にして、より良いキャリアを積み重ねていく活動であるべきです。
現状では成果が出せないからという理由で転職をすることは、自分のセールスポイントが見いだせておらず、自分の強みが定まっていないという状態になります。
成果を出せていない自分を、転職したい企業に対して、あなたは何を売り込むのでしょうか?自分の成果や今までの経験が果たしてそれが魅力的に映るでしょうか?
順序としてまずは自分に実力をつける必要があります。あなたがあなたを売り込むための魅力を身につける必要があります。今の業務でスキルや経験をしっかりと身につけて、あなたという素晴らしい人材を新しく別の企業に売り込むことが必要なのです。
実力を身につける方法

実力を身につけるには仕事の内容や職場の環境はあまり関係ありません。その仕事にがむしゃらに立ち向かい、そしてあらゆる問題を解決し、未来をを切り開く努力ができること。それが実力です。
実力があれば条件や環境などは関係ありません。どんな状況においても、それなりの結果を出せるはずです。それが実力だからです。
自分にはこれが向いていない、自分にはできる仕事があるはずだ、そういった思いは単なる言い訳であり、できない理由を並べただけです。
四の五の言わずに実力を身につけましょう。
がむしゃらに頑張っていれば実力が身につく

がむしゃらにがんばって実力が身につかないということはありません。あなたが不器用でも、あなたに学歴がなかったとしても、ましてエリートであるかどうかなど関係ありません。
自分がやろうと決めたことを完遂させる決意と不断の努力、そして失敗を恐れない行動力が実力を身に付ける最大の秘訣です。
言い訳や逃げる理由を見つけないで、いま目の前にあることを必死で取り組んでみましょう。それを2,3年続けてみましょう。その時に振り返ってみると気がつくはずです。ずいぶんと実力が付いてきたなと。
自分の成果は今の職場だとどうしても出すことが難しいということもあるでしょう。そのように考えるのであれば、転職を先にしても構いません。ですが上記で述べたようなことを転職先でしっかりと行なっていきましょう。結局それができないと実力はいつまでたっても身につきませんし、実力がつかないうちにあきらめると意味のない転職を繰り返すことになります。
成果を出すためにはがむしゃらに頑張ることです。転職するにせよしないにせよ、ここにしっかりと向き合えない限りは、いつまでたっても成果は出せず実力が身につきません。
あなたにとって大切なのは働く環境や働く条件を変えることではなく、自分に実力を身に付けること、成果が出せるまで逃げずに努力することです。それを決して忘れずにしっかりと頑張っていきましょう。
できない理由ややれない理由など、誰だって探せばいくらでも見つけられます。成果を出す、そして実力がある人は、できる理由、やれる方法を常に探しています。
失敗や困難を恐れることはありません。あえて複雑な問題や難しい状況に突入していく度胸を身につけないといけません。
そういったものの積み重ねが実力であり、成果を出せる人材になるということなのです。そうなるためには自分を鍛えるしかありません。自分を過酷な条件に追い込んで、スキルと経験を身につけて、自分に自信を持てるような人材になることが大切です。
今の仕事で成果が出ないからと言って転職することが間違いな理由 まとめ

今の仕事ではなかなか成果が出ないからと言って転職をすることは、そもそもの転職理由として大きな間違えであるということについて考えてみました。転職先ではどんな状況であってもしっかりと成果が出せる人を望んでいます。だから、あれこれと理由を見つけて成果が出せない人は、転職してきたところで活躍する場所はないです。結局またあなたの居心地が悪くなっていくのです。
それは今の職場においてもそうです。あなたが実力を発揮できないと考えている、あるいは居心地が悪いと考えているその理由の多くは、周りの環境や職場の条件ではなく、あなたの実力や努力が足りないからだと考えられます。
自分の居場所は自分で作るものです。自分の実力は自分で身に付けるものです。自分が出せる成果は自分が頑張った結果です。
転職というものはそうした強い自分を売り込む活動なのです。転職するにせよしないにせよ、そうした行動力のある自分に鍛えるように考えていきましょう。
もしこの記事を読んで転職を踏みとどまるなら、まずはしっかりと実力を身につけましょう。あるいは、現状に耐えがたいことがあり、転職に踏み切るのであればそれも大いに結構です。
ただし転職後にしっかりと実力を発揮できるよう、常に今の10倍も20倍も努力をするつもりで頑張りましょう。結局はそのような気概と努力だけが、結果として転職を成功させる秘訣になっていくのです。