営業を行っているとさまざまな問題点にぶち当たる。解決できるものもあれば、時には解決が難しくトラブルになったり、大きな損失になってしまうこともあるだろう。
結果がどうなるかは時の運もあるが、なんとか解決策を考えることはプロセス上で必要な努力だ。この案件を受注するためには、ライバル他社とのプレゼンに勝つには、より大きな金額で受注を達成するには、目標に到達するためには。
さまざまな課題なり問題点があるだろう。それをできるだけ解決して、より良い結果を出さないといけない。できれば最高の状態に持っていきたい。最悪だったとしても一矢報いたい。
そんな時にはぜひ紙に書いてみよう。メモ書きで良い、イラストやグラフを書いても良い。頭で考えてモヤモヤしていることを紙に書いてみよう。
いまはペーパーレスが進んでいて、紙に書くことが少なくなっている。一見効率が良いようだが、それは場合による。アイディアを考えたり、論理的にものを考える際には紙を使う方が良い時もある。
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目次
紙に書くメリット 問題点が明確になる 客観的になれる 解決法が見えてくる

問題点が明確になる
紙に書くことで問題点が明確になります。もやもやとして見えづらかった問題点が浮き上がってきます。本質的な問題がなんなのか見えてくる時があります。
ライバル他社の価格が安いことが問題であるように思えたが、実は顧客にニーズが把握しきれていないことかもしれない。問題が問題ではなく、問題視していないことが問題だったりする。
紙に書くことで、相関的に要因を分析して、本質が見えてくることがある。ぜひ紙にいろいろと書き出してみよう。
この手法はプライベートの悩み事でも使える。悩み事の本質を捉えれば、大した悩みではないなんてこともある。
大切なのは問題点を明確にすること。的が外れていたのでは、いくら弾を打っても当たらない。紙に書き出すことっで的が見えてくる。
客観的になれる
紙に書きだすことで、自分に降りかかっている問題に対して客観的になれる。大ごとだとパニックになっているだけで、大した問題ではなかったりするかもしれない。
問題に対処するに際して、足りているもの、足りないもの、必要なもの、余計なもの、やるべきこと、やらなくて良いこと。冷静にならないと見えてこない。
冷静になるためには紙に書きだして落ち着いて考えてみることだ。客観的になれないと本当の解決策など見えてこない。
自分のことを客観的に捉えることで、本当に大切なことが見えてくる。
解決法が見えてくる
紙に書くことで問題点が見え、客観的になることで、解決方法が徐々に思い浮かんでくる。紙に書く前には見えていなかったことが、だいぶ浮き上がっているはずだ。
解決法はいくつも考えてみよう。それを書き出すことでまた問題点が明確になり、客観的になれる。もっと良い解決方法が出てくるかもしれない。
紙に書くということは、書くことで脳の中がアウトプットされる。抽象的だったもやもやが具体的になってくる。アウトプットが大切だということは営業に限らないので、ぜひいろんな場面で紙に書くということをやってみてほしい。
戦略的な営業を行うために 問題点や解決方法を紙に書いて考えてみよう! まとめ
戦略的に営業を行うためには紙に書いてみることをやってみよう。頭の中で片付けてしまいがちのことを紙に書くことでアウトプットする力が鍛えられる。
そして問題点が明確になり、客観的になれる。
困難な問題や課題ほど落ち着かないといけない。
監督や船長がいちいち慌てふためていては試合にも勝てない、嵐も乗り越えられない。ましてや営業は思ったような成果がだせるはずもない。
紙に書いてしっかりと的を絞って、戦略的に物事を考えて、落ち着いて対応していこう!